- 🔳東京都青梅消防署管内大谷石保存工事 平成28年度
- 🔳豊島区池袋 氷川神社「平成の修繕事業」大谷石擁壁保存工事 平成28年度
- 🔳東京都 荒川区指定文化財・曹洞宗 円通寺 修繕工事・平成26年〜平成29年度
- 🔳大田区大岡山コーポラス管理組合・ 大谷石擁壁保存工事・平成28年度
- 🔳茨城県桜川市真壁「国の有形文化財 指定建造地区」大谷石保存工事 平成28年度
- 🔳西武鉄道・西武秩父線 東吾野駅構内・大谷石擁壁保存工事 平成28年度
- 🔳東京都豊島区立 高松小学校・大谷石塀保存工事平成27年度
- 🔳千葉県柏市大津ヶ丘第5住宅組合・大谷石保存工事 平成27年度
- 🔳品川区・東芝会館「迎賓館」大谷石擁壁保存工事 平成26年度
- 🔳その他・工事のご依頼を頂きました 「一般顧客様 」 及び「各企業様」 方々
大谷石表面強化剤の施工は誰でも簡単に塗れて低コストです
大谷石修繕工事で使用する表面下地強化剤とは 大谷石に塗るだけで耐久性、耐蝕性を高める優れた耐蝕強化剤で、色々な用途にも使用できる封孔材であり強化防水剤でもあり、表面下地強化剤でもあります。
大谷石表面下地強化剤塗りは腐食劣化を防ぎ、表面強化を形成させる事が目的である為
美しく仕上げる「外壁塗装工事」 等とは全く趣旨が違います。
本来大谷石は軽石擬灰岩とも言われ、大谷石を形成する含有成分は、珪酸・酸化アルミニウム・酸化マンガン・第二酸化鉄・カリウム・ナトリウム・酸化マグネシウム 等で形成されている擬灰岩です。耐火性や石質が柔らかい為、様々な擁壁などに使用されております。近年 酸性雨や様々な気象原因で大谷石の腐食劣化を早める原因にもなっていると言っておりますが、本来 大谷石を採掘し空気と湿気にふれた時点で劣化は始まっています。この軽石擬灰岩の特徴である多孔質 を生かし、多孔質先まで浸透させ・接着強化をもたらし、細部孔深く浸透強化し、より硬く 表面強化を形成させる事が 大谷石表面下地強化剤 で可能にしました。
使用する工具・18L缶の塗り面積
刷毛と塗料缶、養生程度で十分です。刷毛で一通り大谷石の表面を塗り込み、30分程度 乾燥させ大谷石表面が乾いたら また同じ塗り作業を繰り返します。「2回塗りが基本で18L缶で約15㎡から20㎡ が塗り可能面積ですが、表面腐食箇所の浸透具合により異なります 」多孔質の大谷石は表面より表面強化剤が染み込んでいき 2回目塗り時は最初に塗り込んだ溶剤が多孔質先の奥で擬固し湿気に触れる事により、硬化形成し「接着硬化」致します。
塗り重ねる度に頑丈な表面へと変化していくのを確認目視しながらの工事ですから安心安全な作業です。工事は高圧洗浄を除けば、一般家屋であれば、1日〜2日 程で完了致しますので、工事費用のコストダウンにも繋がります。
下地強化剤は色々な用途にも使用できます
Stonecourt は高反応性ウレタンプレポリマーを溶剤(酢酸エチル)に溶かした、褐色透明の溶液です。缶から出し、普通の塗料のようにハケ等で、大谷石表面強化剤として、またコンクリート亀裂補修・木材腐食防止剤・土壁補修・布・皮革等微細な空隙を持った素材に塗布すると、隙間の奥くまで、染み込んでいき、周囲の湿気と反応し、数十分程度で強靭な耐食性ポリウレタン樹脂に変わります。そして、この性質を色々な分野で活用出来る万能剤にしたいという、製造者の設計思想でもあります。また環境にも優しく 有害性溶出の心配は全くなく、飲料水タンクにも安心して使用出来ます。
- ■大谷石表面下地強化剤 Stonecourt は「 赤ラベル缶 」をご使用下さい
- 大谷石表面下地強化剤の設計思想
- ポーラスな素材の吸水を防ぐために 「塗膜による防水」ではなく「浸透による表層の不透水化」「表層補強」を同時に行うというもので、アクリルの耐候性 珪酸 シランの浸透機能 補強機能などを合わせ持ち、これらの素材の問題点を踏まえて 開発し作ったものであり この段階から「一歩先に進めた設計思想」であり
- 「一段上の性能と耐久性」を合わせ持っている強化剤で 製品開発者の設計思想でもあります
- 品川区 「東芝会館・迎賓館」 大谷石塀・ 表面下地強化剤塗り
■歴史ある建物と広大な敷地を囲む大谷石塀
■広大な面積でも施工はすべて刷毛塗りの手作業です
高圧洗浄で洗い落とした大谷石表面腐食残石は約500㎏にもなりました。表面の見えない腐食劣化箇所を落とす事が重要です。この作業が表面強化の仕上がりに大きく影響してきますので、丹念に洗い落とす事が大切です
東芝会館は三保幹太郎氏(元日本コロムビア社長) が 清水建設に依頼、昭和16年に建 築されました。昭和28年、旧 安田信託 銀行不動産部の仲介により東芝に譲渡され 現在に至っています。
館内は1階に応接室 和 室 2階は待合室 ダイニング 配膳室で構成されています。渡り廊下によって庭園内には雪庵 (茶室) も併設されています。雪庵は、大森八景園内にあった茶室を昭和34年、石坂泰三(元東芝社長)邸 に移築 昭和57年 現地に移築 されたものです。
- 茨城県桜川市真壁町真壁・国の重要伝統建造物群保存地区 「大谷石擁壁 保存工事」
■国の登録有形文化財第一号に指定された家屋
3.11地震被害・国の災害対策事業による保存工事
この大谷石擁壁が大火災から歴史的文化建造物を守り抜いたと潮田 様からお聞きしました
江戸時代より呉服屋を営み屋号は「鶴 屋」で 潮田 邸は「東の三越」と言われるほどの豪商でした
- 東京都豊島区立 高松小学校・大谷石塀保存工事
- 東京都青梅市青梅消防署・大谷石花壇保存工事 「表面強化剤塗り」
東京都 青梅消防署
■東京都青梅消防署大谷石表面強化剤塗り工事
■石碑を囲んだ花壇の大谷石2段積み塀の修繕
花壇の土留め枠は大谷石2段で積まれてあり、所々に経年劣化による表面がボロボロと崩れておりましたので表面強化剤 ストンコートを塗り重ねて浸透させ、表面劣化を防止致しました。
■青梅消防署・所在地:東京都青梅市師岡 3-2-5
青梅消防署 の1日の始まりは朝の朝礼で訓示などを読み上げる事から始まります。私どもは横目で見ながら工事を行っておりましたが、緊急時サイレンが鳴るたびに、驚かされました。結構、出動が多いのと機敏な動作に感動致しました。さすがプロ集団。
東京都内では見た事がないのですが、青梅消防署管内では「青梅 山岳救助車」等 がありました。
青梅地方には 大谷石表面強化剤塗りのご依頼で 度々施工に来ておりますが、すぐ近くには多摩川の上流や御岳山 等がありとても自然が多く観光で訪れる方々をよく見かけます。また毎年行われる青梅マラソンも恒例行事の一つで人気があり、開催前には 数多くの方々が本番を前に走っておられます。
- 難しく考える必要はありません 技術も経験も特別な道具も必要ありません
大谷石表面下地強化剤は十分に重ね塗りで浸透させる
あまり簡単などと言うと、その気になってしまうかも知れませんが。実際、特別な技術や経験などは必要ありません。この製品の性質を理解した上での使用ならば、誰でも塗れます。
必要なのは、根気と忍耐と細やかさでしょうか。右の写真は某大谷石塀現場です。左側面の半分の大谷石表面が塗り始めた箇所、右側面が施工前の状況写真です。違いがお分かりになりますか ? 通常、一般家屋の大谷石塀でしたら、約1日あれば施工できる面積が一般的です。
施工は簡単ですが塗り残しは絶対にしない事です。ジッと壁と向き合い慎重に塗り重ねをする事が大事 !
工具は刷毛、養生、手袋程度で十分です。
- 大谷石の表面が著しく汚れている場合は、高圧洗浄で表面層を丁寧に削り落とします。
- 高圧洗浄をしても汚れが「落ちる箇所」 「落ちない箇所」が必ずあります。
- 大谷石の表面に藻などが付着している場合は「高圧洗浄」をお薦め致します
- 高圧洗浄作業後の大谷石表面は本来ある「高級質感」が感じられます
- 本来の大谷石表面に近づける事、それが高圧洗浄のコンセプト
- ◼︎大谷石で造られた蔵の壁 「腐食劣化補修」の ご相談を承ります
- 大谷石塀現場では よく見られる 藻の発生や蔦が絡まる大谷石の表面状態
- 削り落とすべき腐食石は完全に削り落とさないと表面強化の形成に影響致します
- 大谷石表面下地強化剤を下塗りすると、大谷石塀にも外壁塗装が塗れます。
- ■大谷石表面に塗装仕上げも可能です■
- ■下地強化剤塗り ➤ 擁壁を塗装仕上げ工程順 です ①➤ ②➤ ③➤ ④
- 大谷石表面の腐食穴埋め作業は専用接着セメントで行います
- 一般に見られる大谷石塀・基礎の腐蝕劣化の修繕方法です
- どんな現場状況でも 同じ行程 同じ施工時間 同じ仕上がりをお約束致します
- 大谷石表面の腐蝕箇所は取り除く事が大事です 「削り爪で腐蝕劣化箇所を除去」
- どんなに大谷石表面下地強化剤を重ね塗りをしても、表面の腐蝕劣化を取り残してしまうと いずれ同じ劣化が起こります。表面の隅々まで目視し、亀裂や剥がれ箇所、膨らみ箇所等は、剥がし金具を使用して検査を行っております。この作業は仕上げの良し悪しを左右する程大切な作業工程のひとつです
- ◼︎墓石土台の「大谷石表面下地強化剤塗り」の ご相談を承ります
- ◼︎墓石土台の腐食した大谷石表面強化剤塗り工事工程順です ①➤ ②➤ ③➤ ④
- ストンコート剤は雨漏りや止水止めに確かな効力を発揮致します
- 屋上ビル防水 地下止水止め コンクリート床の補強から様々な用途に使えます
- メカニズムは単純明快、その性質を色々な用途に使える事、それがこの溶剤の特徴です。
腐蝕した鉄部の階段も強化剤で劣化防止出来ます
大谷石以外でも施工可能です
高反応性ウレタンプレポリマーを溶剤(酢酸エチル)に溶かした無色透明な溶液で、缶から出し普通の塗料と同じように刷毛などでコンクリート、木材、土壁、布、皮革など微細な空隙を持った素材に塗布すると、隙間にしみ込んで、周囲の湿気と勝手に反応し、数十分で強靭な耐食性ポリウレタン樹脂に変わります。左の写真は施工前の現状写真です。鉄部のメンテナンスは築後殆どされていないとの事でした。
処置として サビによる腐蝕した鉄部の階段や、フェンスなど 様々な箇所のサビによる腐蝕劣化の防止剤として、また サビ止め下地剤として絶大な効力を発揮致します、大谷石表面下地強化剤を塗りました。
- 口にするお茶碗・コップ・酒樽など色々な用途に使用可能
- 塩酸・硫酸・苛性ソーダー ・ガソリン・シンナー・ 洗剤・消毒薬・お湯・油脂・し尿・汚水・下水・排気ガス・温泉・飲料水・ソース・味噌・糖みそ・醤油・酒・ビール・ウィスキー・ジュース・など耐蝕性に優れており、薬品や環境物質による膜劣化による心配は一切ありません。有害物溶出の心配はなく、飲料水タンクにも安心して使用いただけます。
- 木材の防菌・防蝕・防虫予防にも使用できます。
木造住宅の防腐は当たり前の事 確実に処理すれば大丈夫
木部腐食強化防止剤として
古い家屋だから仕方が無い。よく耳に致します。木造住宅は防腐、防蝕、防菌 等は年数劣化と共にジワジワと蝕んで来るのはごく自然な事です。
大谷石表面下地強化剤は様々な用途に使用出来ると何度もお伝えした通りこんな事にも使用出来ます。
例えばコンパネを釘で仮止めして箱を作り、大谷石表面下地強化剤を何回もしみ込ませると、箱の継ぎ目は接着し、シールされ、板の表面は 耐蝕化するため塩酸、硫酸、苛性ソーダー等の腐蝕性の薬品を貯める事ができます。クーリングタワーや畜舎などの木部に塗れば防腐剤無しで防蝕できます(既に防腐剤を塗ってしまった上からでも塗れます。防腐剤の嫌な臭気を封鎖軽減する用途にもお使い頂けます。
右の写真は白蟻に食われた土台で、すでに嶬道には白蟻はいませんでしたが、この白蟻による腐蝕劣化した箇所に、大谷石表面下地強化剤を塗っておく事で防虫及び防蝕効果はテキメンです。この詳細等は、別ページの「防蝕メカニズム」をご覧下さい。お役に立つ事があるかもしれません。
- 大谷石表面下地強化剤 Stonecourt パンフレット 2016年版 発行
- 原理
- 大谷石表面下地強化剤
- 水と反応して硬く丈夫なポリウレタン樹脂になる物質を、溶剤に溶かしたものです。多孔質材料に塗布すると、しみ込んで湿気と重合し、浸透部にポリウレタンとコンクリートが一体化した複合体を形成します。更に何回か塗り重ねると、塗り重ね回数に応じた厚さのポリウレタン層ができます。この塗膜は剥がれにくく頑丈で、水を通さず、たいていの薬物に冒されません。汚れにくさ耐磨耗性、剥がれにくさ耐紫外線性が従来のエポキシ塗装より優れています。